*読書記録*パックン式お金の育て方:パトリック・ハーラン

読書の時間

しまらいおんの読書記録です。

今回はパックン(パトリック・ハーラン)さん著の

「パックン式お金の育て方 ー無理なく貯めて賢く増やすー 」 を紹介します。

この本に出会うまで、パックンはハーバード卒の賢い外国人芸人さんという印象・知識しかありませんでした。

略歴:「パックンマックン」というお笑いコンビのパックン。アメリカコロラド州出身でハーバード大学卒業。1993年に来日されて、かれこれ30年も日本で活躍されてるんですね。現在はテレビやメディアだけの仕事にとどまらず、東京工業大学非常勤講師や各地での講演会等もされているとのこと。

外国でこんなに長く活躍できるって、本当に賢いしタフですよね。

パックンがお金と付き合う時のモットーは「Don’t Feel, Think」 感じるな、考えろ!です。ただただ手放しにお金持ちになりたいというわけではなく、人生の大切なことをお金のために諦めたりとらわれたりしたくないから、お金に余裕をもって生きたい。お金に縛られて生きたくない。「お金にコントロールされないで、自分がお金をコントロールしたい!!」ということみたいです。

他のお金の増やし方の本にもだいたい、「①節約する。②お金を稼ぐ③投資で増やす。」というのはだいたい書いてあることだと思うのですが、パックン流の節約の考え方がちょっと面白いなと思いました。今日の100円の節約が50年後には3200円(その100円を投資して、年利7%で増えたとして。だいたい。)になるから、未来の自分のために今の節約が糧になるという感じ。投資には「72の法則」(元本を2倍にする場合の投資期間を概算で求めるための法則のこと。)というのがあって、複利(金利が多いほど増える。)の効果で増え方が違うんですね。

しまらいおん
しまらいおん

つまり、節約も投資もどっちも大事ってことかな。

小さな頃貧乏で(中学時代から新聞配達をして家計を支えて居たようです。)その経験をばねにして、節約にもいそしみ、仕事をして稼いで、あわせて投資もする。お子さんへのお金教育の考え方とか、どんなことを節約しているとか、投資の方法への考え方が書いてあり(投資に関する大まかな知識は網羅されていたような気がします。)、お金の増やし方の考え方を勉強したいなという方には参考になる気がしました。

最後に、最近はFIRE「Financial Independence, Retire Early」(経済的自立・早期リタイア)、サイドFIRE等がもてはやされて久しいですが、パックン自体は既にFIRE出来るくらい資産をお持ちですが、そこは目指されていないそうです。仕事は続けて社会に貢献し、かつ自分の大切な時間も作る「Financial Independence, Relax Early」(経済的自立をして、早くリラックスしながら生きたい)ということを目指されているということでした。

お金がたくさんあっても、いくつになっても仕事があるって、人から頼られるって普通に幸せなことかもしれませんね。社会との繋がりを感じたいのが人間なのかもしれません。しまらいおんもパックン流のFIRE(リラックスの方)を目指したいなと思いました。

読書の時間
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