*読書記録*白崎裕子の必要最小限レシピ:白崎裕子

読書の時間

しまらいおんの読書記録です。

今回も白崎裕子さん著の

「白崎裕子の必要最小限レシピ ー料理は身軽にー 」 を紹介します。

この前の記事でも書きましたが、しまらいおんは予約の取れない料理教室「白崎茶会」の白崎先生のファンです。ご自身の名前を本のタイトルにするんだから、やっぱりファンが多いってことですよね。しかも、自信がないと出来ないことですね。さすがです!!

しまらいおんは「食べることは生きること。生きることは食べること。」(誰の名言なのかわからないけど。)ということを大切にして生きていきたいと思っています。

食べたもので自分の体が組成されているとしたら、やっぱり大切なんですね。自分が口にするもの。いつもどんな時でもきちんと出来ているわけではないけれども、基本的に食は大切にしていきたいです。(注:ジャンキーなものもたまには食べちゃいますけど。)

自分の中の正しさは日々変化していくので、今日は何をどう食べたらいいのか、迷子になってしまうことがあります。添加物や農薬などのことが気になったり、安心できる食材をどう選べばいいのか?など疑問や不安が募ったりします。そして、自分が今何を食べればいいのか?何を食べたいのか?も。

そう、そんな迷子の時に出会ったのがこの本です。

まずは「必要最小限」という言葉に惹かれました。

読み進めていくと、ごちゃごちゃこねくり回すのではなくて、もっとシンプルでも美味しいよということが分かります。以前のしまらいおんは、お肉やお魚をいれたり、市販のコンソメやガラスープの素、かつおだしの粉末を入れないと、スープは味気ないものになると思っていました。しかし、この本の通りにつくると、本当に不思議なのですが、本来の野菜の奥深さに気づいてしまいます。「この材料で、この味が出るだ!!」と驚いちゃいます。

大きく第4章に分けてあるのですが

第1章:「塩」だけでおいしくなります:たかが塩、されど塩です。いろんな調味料がありすぎて、一度使って冷蔵庫に入れたら最後・・・ということってあるあるな話ですが、実は塩だけでも十分にバリエーションが出せます。「タイミング」と「量」についてコツが丁寧に説明されていてわかりやすいです。

第2章:「塩」をマスターしたら味を広げましょう:市販の○○の素など、調味料も沢山ありすぎて、結局使いこなせずに終わってしまうことってあります。基本の酢・みそ・しょうゆ・油・酒・みりん・甘酒・唐辛子を組合せば、いろんな味が結構簡単に作れることがわかります。余計な調味料を増やさなくてよくなるかもしれません。

第3章:食事の基本「ごはん」と「味噌汁」:美味しいごはんの炊き方と味噌汁ってこんなに気楽でもいいんだという概念がわかります。

第4章:何しろ使える「鉄フライパン」と「せいろ」:しまらいおんはこの章を読んで、「鉄フライパン」と「せいろ」を購入しました。そして、ずっと使っています。道具でこんなに変わるんだったら、早く教えてよ!!って感じになりました。

あれもこれもと色んなものを足し算していくばっかりが正しい感じの時代になっているような気がしますが、引くことシンプルにすることでより良くなることもありますよね。基本はシンプルにして、ちょっとしたコツを取り入れるだけで、料理が全然違うものになることに気づかされる本です。

しまらいおんがごちゃごちゃゴタクを並べるよりも、まず白崎先生のこのレシピで料理を作って食べたら、皆さんの身体が気付きます。その美味しさに。

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