*読書記録*「捨てる」思考法:出口治明

読書の時間

しまらいおんの読書記録です。

今回は出口治明さん著の

「捨てる」思考法 ー結果を出す81の教えー を紹介します。

ライフネット生命の社長・会長を務めた後、さらに現在は立命館アジア太平洋大学(APU)の学長を務められている出口さん。74歳になった今現在も現役でタフにお仕事をされている方です。いくつになっても、自分のフィールドを持ち活躍できるってすごいですよね。憧れるなぁ。

訪れた世界の都市は1200以上、読んだ本は1万冊超。そんな生き方をする人は、やっぱりこの本に書かれているような多様な知識・見識が蓄えられた方になるんだなぁと思いました。年齢を重ねると、「最近の若い人は・・。」とか現代の流行に対して敵意がある感じになったり、変化を受け入れられず保守ばっかりになってしまったりということは往々にあると思うのですが、出口さんにはそれは当てはまりません。

「捨てる」ことが未来をつくる。と冒頭第1章にあります。例えば今までの持っているものや常識などを捨てないことには、新たな考え方やものが入る余地がないという感じです。今この時もっている常識や・固定概念は、正しければずっと持っていればいいけれども、そのうち時とともに少しづつ変化したていくので、その変化に対応していくために捨てて、新しくしていった方が良い。

「これじゃダメでしょ」「効率悪いでしょ」と誰もがそう思っていても、いろんな立場のいろんな考えの方がいて、なかなか古い慣習や考え方を捨てて、新しいやり方にポジティブに変化することって難しいですよね。しかし、出口さんは捨てること、変化することをきちんとこれがこう悪いから、どうすればいいときちんと言ってくれている大人です。(なかなかこんなに素敵なかたに出会わない気もしますが。いらっしゃいました!!)

時間の使い方や人とのコミュニケーションの取り方等ビジネスで必ず出てくるような場面での捨て方・考え方をバサッバサッと切って書いてあるので、しまらいおん的にはちょっと痛快でした。

出口さんはこの本を20代後半~40代のビジネスパーソンに読んでもらいたい本。と書いておられました。読破してみて、しまらいおんもそのように感じました。こんな上司が会社にいたら、自分自身ももっと勉強し成長していけるんだろうなぁと羨ましくなりました。

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